そらまめは、マメ科ソラマメ属、未熟な豆は野菜に分類されます。原産地については、北アフリカ・西南アジア・中央アジア・地中海沿岸など諸説あり、日本には奈良時代に、インドの僧が中国を経て伝えたと言われています。明治時代には、欧米の品種が多数導入されました。莢(さや)が上(空)を向くことから「空豆」、莢の形が蚕が作る繭に似ていることや蚕が繭を作る時期においしくなることから「蚕豆」と書いて「そらまめ」と読むことがあります。
収穫量第1位は鹿児島県、2位は千葉県、3位は茨城県です。店頭に並ぶのは春先から初夏にかけて、出回り時期が短い野菜なので、旬を逃さず味わいたいものです。
どんな栄養があるの?選び方は?保存方法は?
栄養 | たんぱく質、糖質、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンC、葉酸、カリウム、鉄 |
選び方 | 莢の緑色が濃くツヤとハリがあるもの、外から見て豆の形がはっきりわかり粒が揃っているものを選ぶ。莢に白いうぶ毛がうっすらと生えているものは新鮮。 |
保存方法 | 鮮度が落ちやすいため、なるべく購入したその日に調理する。塩茹でしたものの保存は、冷ましてポリ袋に入れるかラップで包み、1~2日で使い切る。 |
栄養ワンポイント!!
そらまめや大豆などのマメ科植物には、苦味物質である「サポニン」が含まれます。
サポニンには抗酸化作用があります。