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5月の旬の食材「びわ」 /></figure><p><span class=びわは、バラ科ビワ属、葉や果実の形が楽器の琵琶に似ていることから、名付けられたと言われています。ビワは花や果実が寒害を受けやすく、温暖な地方でしか栽培できません。代表的な品種は、茂木と田中です。 「茂木」は、長崎県茂木地区を中心に主に九州で作られています。江戸時代に茂木に住む女性が、中国商船で持ち込まれたビワの種を自宅の庭に蒔いたことが、日本のびわ栽培の始まりとされています。小ぶりで甘味が強く酸味は控えめ、皮がむきやすいのが特徴です。 「田中」は、千葉県の房州びわに代表される品種で、茂木びわよりも大きく、甘味と酸味のバランスが良いのが特徴です。 収穫量第1位は長崎県、2位は千葉県、3位は鹿児島県です。

どんな栄養があるの?選び方は?保存方法は?

栄養  βカロテン、βクリプトキサンチン、カリウム
選び方果実にうぶ毛がしっかり生えており、鮮やかなオレンジ色で、形は左右対称、ヘタがしっかりしているものを選ぶ。果皮に傷があったり、やわらかくなったものは避ける。
保存方法新鮮なものを購入して早めに食べるのが一番。すぐに食べられないときには常温で、風通しが良く直射日光の当たらない場所に保管する。冷やして食べたい場合には、冷蔵時間は2時間位にする。

栄養ワンポイント!!

ビワ、アンズ、ウメ、モモなどのバラ科の植物の種子や未熟な果実には、天然の有害物質「シアン化合物」が含まれています。ビワの場合、熟した果実に含まれるのはごく僅かなので安全に食べられますが、種子を乾燥して粉末などにした食品は、安全性を製造者に確認するなどの注意が必要です。