日本の食卓に欠かせない板海苔の原料は、紅藻類のアマノリ属に属する海藻です。「ナラワスサビノリ」という品種が養殖の中心種ですが、かつて主流であった「アサクサノリ」は、数が減り、「絶滅危惧種」に指定されています。海苔と日本人との関わりは、日本最古の「大宝律令」の記述に見られます。大宝律令の施工日を西暦に換算すると702年2月6日となるため、2月6日が「海苔の日」と定められました。ノリの養殖作業は、春から始まり、秋から冬にかけて複数回収穫され、初めて収穫されます。初めて収穫されるものは「一番摘み」と呼ばれ、柔らかさ・口溶けの良さが特徴です。 収穫量第1位は佐賀県、2位は兵庫県、3位は福岡県です。
どんな栄養があるの?選び方は?保存方法は?
栄養 | ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、食物繊維 |
選び方 | 色は、深緑から黒で濃く、光沢があり、手触りが柔らかで、破れがなく厚さが均一なもの。 |
保存方法 | 蓋の開閉がしやすい密閉容器やジッパー付き保存袋に、乾燥剤が同封されていれば、一緒に保存する。湿気ないよう、容器の開閉は速やかに行い、風味が落ちないうちに食べ切る。 |
栄養ワンポイント!!
海苔1枚サイズはタテ21cm×ヨコ19cmで、このサイズを「全型」といいます。また、海苔の単位は「帖」ですが、1帖は全型の海苔10枚になります。