自律神経は、意思に関係なく刺激に反応して身体の機能を調整するもので、交感神経と副交感神経の2つに分かれています。交感神経は身体を活発に動かす時に働き、副交感神経は身体を休める時に働きます。交感神経と副交感神経がバランスをとりながら身体を調整していますが、「ストレス」や「生活習慣の乱れ」などの影響により、自律神経が乱れ、体調が不安定になることがあります。 日常の生活習慣に注意し、セルフケアすることで、不快な症状が軽減されることもあります。
【自律神経の主な働き】
● 心拍 速くなる ⇔ ゆっくりになる● 血管 収縮する ⇔ 拡張する
● 血圧 上昇する ⇔ 降下する
● 肺 呼吸が促進 ⇔ 呼吸が抑制
● 瞳孔 開く ⇔ 閉じる
● 唾液 減る ⇔ 増える
● 胃腸 抑制される ⇔ 活発に動く
【自律神経の乱れによる主な症状】
めまい、肩こり、頭痛、手足が冷える、顔がほてる、下痢・便秘、動悸、疲労感※症状が強かったり、長く続く時には、受診しましょう
【自律神経を整える生活習慣のポイント】
①睡眠のリズムを整える朝起きたら、朝日を浴びて体内時計をリセットする。寝る前にはスマホを見ない。 |
②規則正しい食生活朝食を食べる。夕食は、就寝の3時間位前に済ませる。 |
③呼吸を整える背筋を伸ばして、深い腹式呼吸を行う。 |
④適度な運動ストレッチ、ウォーキングや散歩で、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する。 |
⑤入浴温めのお湯に浸かって、リラックスする。 |