6月4日から6月10日までは、歯と口の健康週間です! 歯と口の健康は、食べるために、そして、会話などのコミュニケーションを良好に保つために重要です。また、糖尿病や循環器疾患との関連など、全身の健康とも深い関わりがあることがわかっています。
「8020(ハチマルニイマル)」を目指し、日頃の口腔ケアを見直してみましょう。
※8020:80歳になっても20本以上自分の歯を保つこと
歯と口の健康のために大切な歯みがき
歯みがきの目的は、むし歯・歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を落とすことです。 プラークは水に溶けにくく粘着性が高いため、うがいでは取り除けず、歯みがきで落とす必要があるのです。
※プラークとは
歯の表面に付着している細菌のかたまりで、歯と同じような乳白色をしています。 プラーク1mg中には約300種類1億個もの細菌が存在しています。
【歯みがきのポイント】
① 毛先を歯と歯肉の境目、歯と歯の間にきちんとあててみがく
② 150~200gの軽い力(毛先が広がらない程度)でみがく
③ 5~10mmの幅を目安に、1~2本ずつ、1箇所を20回以上小刻みに動かしてみがく
【歯みがきのタイミング】
●食べたらみがく
食事の後は、プラーク中の細菌が糖分をもとに酸を作り、歯の成分が溶け出しやすい状態となります。 酸性状態が長く続くとむし歯になるため、「食べたらみがく」習慣をつけましょう。
●就寝前の歯みがき
寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすくなるため、就寝前の歯みがきを丁寧に行いましょう。
【歯ブラシの選び方】
小さめ(下の前歯3本半位)で、ナイロン毛、ブラシ面は平らで、柄は真っ直ぐなものが使いやすいでしょう。
※歯ブラシと併せて、デンタルフロスや歯間ブラシを使うとプラークの除去率が高まります。 マウスウォッシュ(洗口液)・デンタルリンス(液体歯みがき)の利用は、口の中の浄化、口臭予防に効果があります。