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10月旬の食材「くり」

栗の野生種は、温帯地方に広く分布しており、ニホングリ、チュウゴクグリ、アメリカグリ、ヨーロッパグリなどが世界で栽培されています。 チュウゴクグリは甘栗として親しまれており、小粒で甘みが強く渋皮をむくのが簡単ですが、ニホングリは大粒で渋皮がむきにくいという特徴があります。イガは果物でいうと皮、硬い鬼皮が果肉、渋皮から内側が種にあたります。一般的には、1つのイガの中に3つの栗が入っています。「桃栗三年柿八年」と言われるように、栗の木は成長が早く、すぐに大きく育ちます。また材質が固く腐りにくいため、古くから木材として利用され、線路の枕木としても使われました。 収穫量第1位は茨城県、2位は熊本県、3位は愛媛県です。

どんな栄養があるの?選び方は?保存方法は?

栄養  糖質、食物繊維、ビタミンC、葉酸、カリウム
選び方鬼皮の茶色が濃くて張りがあり、指で押してもブカブカせず、白いブツブツがついていないもの。座(底の部分)に黒っぽい箇所がなく、ベトベトしてないもの。
保存方法感栗は傷みやすいため、できるだけ早く食べる。ポリエチレンの袋に入れ、袋の口は縛らずに折り曲げた状態で冷蔵庫に入れる。チルド室がある場合には、チルド室で保存するのが良い。

栄養ワンポイント!!

渋皮には、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種のタンニンがふくまれます。