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11月の旬の食材「西洋なし」

バラ科ナシ属の果物、明治初期、初めて日本に入ってきた西洋なしはバートレットという品種でしたが、栽培や追熟の知識が乏しく、 「かたくて、おいしくない」と多くが缶詰用とされていました。生食の消費量が伸びたのは、追熟の技術が確立された90年代からです。現在ではラ・フランスが主流となっていますが、ル・レクチェ、ゼネラル・レクラークなど色々な品種があります。 西洋なしは、みずみずしくシャリシャリしている日本のなしと違い、なめらかな食感と芳醇な香りが特徴、追熟が必要なのは、木の上では成熟しない特性があるためです。 収穫量第1位は山形県、2位は新潟県、3位は青森県です。

どんな栄養があるの?選び方は?保存方法は?

栄養  水分、糖質、食物繊維、カリウム
選び方表面に傷がなく、持った時に重さを感じるもの。部分的にやわらかくなっているものは避ける。
保存方法購入時にまだ固い場合は、乾燥しないように紙袋などに入れて、15~20度の室内で追熟させる。食べ頃のものは、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存し、早めに食べる。

栄養ワンポイント!!

追熟期間中に、でんぷんが果糖・しょ糖・ぶどう糖などの糖類に分解されることにより、甘味が増します。