ロコモを予防し、健康寿命の延伸を! 運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態が「ロコモティブシンドローム」、「ロコモ」はその略称です。運動器とは、立つ・歩く・作業する等の活動に必要な身体の仕組みのことで、骨・筋肉・関節・靭帯・腱・神経などを指します。 要支援・要介護になる原因のトップは運動器の障害(骨折・関節疾患・脊髄損傷など)であり、ロコモが進行すると、日常生活の自立度が低下しやすくなることがわかります。 いつまでも、いきいきと元気に自立した生活を送るためには、毎日の運動習慣とバランスの良い食生活で、ロコモを予防することが重要です。
【こんな状態は要注意!ロコチェックしてみましょう!】
- 片足立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまずいたり、すべったりする
- 階段を上がるのに手すりが必要である f
- 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用・布団の上げ下ろし)
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2本程度)
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
【こんな状態は要注意!ロコチェックしてみましょう!】
片脚立ち 〜バランス能力をつける〜
①転倒しないように必ずつかまるものがある場所に立つ
②床につかない程度に片脚を上げ1分間キープ
※左右行い1セット。1日に3セット行う。
スクワット 〜下肢の筋力をつける〜
①脚を肩幅に広げて立つ
②お尻を後ろに引くように、2〜3秒かけてゆっくりと膝を曲げ、ゆっくりもとに戻す。
※5〜6回で1セット。1日に3セット行う。
動作中は息を止めない。支えが必要な人は、机に手をついて行う。楽にできる人は、回数やセット数を増やしてもOK。ご自身にあった安全な方法で、無理せず行いましょう。 |